作品集
すべての風刺画と二面性のノート。
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制度系責任の二面性「近代社会を支える個人主義とは?」
「それは自己責任だ」という言葉の奥に潜む前提。仕事・消費・政治、すべての選択を個人に帰させる近代社会の根本ロジックを、自由と責任の関係から問いなおす。
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制度系責任の二面性「集団による悪事と責任の所在」
戦争・環境問題・少子高齢化・いじめ・非行 ── 数万人や数千万人、近しい関係性のなかで生まれる悪事に「個人の責任」を問うことはできるのか。集団が責任から逃れ続ける構造を考える。
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制度系責任の二面性「個人の責任はどこまで追及されるべきか?」
司法という冷静な機構と、SNS炎上という感情的な制裁。1人に対して200人以上が攻撃する構造のなかで、個人の責任はどこまで負わせるべきかを問い直す。
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制度系責任の二面性「責任の新しい取り方:分人主義とネットワーク型責任」
個人主義の限界、集団責任の追及不能。そのあいだに、分人主義の責任モデルがある。殺人を犯した個人の周囲に、関係の濃さに応じて責任を分配するネットワーク型責任の提案。
- 技術系
アート批評の二面性 ── 背景篇
アートには批評性がある。しかし作者の意図はどこまで届き、どこから人を傷つけるのか。コンテンツ市場の規模と作品消費の実態から、批評の二面性を問う 4 部連載の序章。
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技術系アート批評の二面性 ── デメリット篇
表現の自由は誰かを傷つけることがある。シャルリ・エブド、Chim↑Pom、会田誠展、ろくでなし子 ── 伝わりすぎた批評が起こした衝突を整理し、配慮と責任の論理を描く。
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技術系アート批評の二面性 ── メリット篇
アート作品は駄菓子のように消費されている。作家の批評意図は読み解かれず、記号としてだけ流通している ── そう考える賛成派の論理を、美術館来場データと名作の例で描く。
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技術系アート批評の二面性 ── まとめ篇
伝わらなさすぎる批評と、伝わりすぎる批評。両側を行き来したあとで、アーティストと受け手はそれぞれ何を引き受けるべきか。「ちょうどよさ」を 3 つの問いから探る。
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認識系多様性の二面性 ── 背景篇
なぜ多様性のある社会は簡単に成立しないのか。人種・民族・宗教・性別・世代まで、いまの社会に存在する多様性の輪郭を 13 枚の資料で概観する 4 部連載の序章。
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認識系多様性の二面性 ── 不成立篇
人間である限り多様性ある社会は成り立たないとする 6 つの理由。基準・努力・自由・排除・仲間意識・マス志向と、島宇宙・フィルターバブルが多様性を狭めていく構造を反対派の論理で描く。
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認識系多様性の二面性 ── 成立篇
深く傷ついても他人を受け入れ続けられるか。承認・無知のヴェール・偉人列伝・グローバル経済 ── 多様性を成立させる側の論理と前提条件を、賛成派の視点で描く。
- 認識系
多様性の二面性 ── まとめ篇
成立篇と不成立篇を行き来したあと、改めてどんな多様性が欲しいのか考え直す。コミュニケーションの量、人類生存の二経路、排外主義者を排除しない多様性、そして個人の内側の多様性へ。
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認識系「いつになったら平和になるのか」── ユダヤ教とイスラム教の二面性
宗教対立という単純な構図では語れない、信仰と暴力、正義と人道のあいだ。ユダヤ人もイスラム教徒も全員が過激ではない。それでも対立が終わらない構造を読みなおす。
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認識系「被害者はユダヤ教の人」── ユダヤ教とイスラム教の二面性
聖地エルサレム、欧米による石油独占、米軍基地の建設、女性の社会進出 ── 外部からの介入がイスラム原理主義を生み、その一部が過激派へと変質した。テロの被害と、抵抗の正当性が同居する世界をたどる。
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認識系「被害者はイスラム教の人」── ユダヤ教とイスラム教の二面性
ユダヤ人にとっての悲願であったイスラエル建国は、パレスチナにとっての故郷喪失でもあった。三枚舌外交、独立戦争、領土拡大、米国の強固な支援 ── 過激的なユダヤ教が支配する世界を、地図と数字でたどる。
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制度系著作権の二面性 ── 背景篇
コピーは創作を殺すのか、文化を育てるのか。コンテンツ市場、美術展、デザイン業界の規模から「オリジナルとコピーの境界線」を巡る議論の前提を整理する 4 部連載の序章。
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制度系著作権の二面性 ── デメリット篇
コピーや二次創作はオリジナル制作者からアイデアと収益を奪う。知的財産権侵害事犯、海賊版、コミケ二次創作 732 億円、違法ダウンロード規制 ── 著作権を強く守るべきだとする側の論理を、データと共に描く。
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制度系著作権の二面性 ── メリット篇
コピーや模倣は文化が育つための営みである。市松模様、浮世絵、伊万里、ゴッホ、新生児の模倣、守破離 ── コピーの肯定派が見ている世界を、データと作品例で描く。
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制度系著作権の二面性 ── まとめ篇
すべて守るか、すべて緩めるか、ではない第 3 の道。フェアユース、クリエイティブコモンズ、そして機械学習が突きつける「著作権の主体は誰か」という問い。連載最終回。
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資源系都会居住と地域活性の二面性 ── 背景篇
人口減少と地方創生が叫ばれる一方、若者の都会一極集中は止まらない。人口・税収・GDP・将来推計のデータで、都会と地方の現状を整理する 4 部連載の序章。
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資源系都会居住と地域活性の二面性 ── デメリット篇
都会は人を孤独にし、地方を空洞化させる。未婚率、待機児童、犯罪、震災予測、自殺、孤独死、食料自給率 1% ── 都会居住の代償を、データと共に描く。
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資源系都会居住と地域活性の二面性 ── メリット篇
消費の幸せは都会にしかない。45 万社の企業、難関大学、芸能、高い年収、コンビニ、美術展、ブランド、ミシュラン ── 都会一極集中の論理をデータと共に描く。
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資源系都会居住と地域活性の二面性 ── まとめ篇
都会か地方かの二択を急ぐ前に、第 3 の道を考える。人口推移、外国人労働者、訪日観光客、特区・地域差別化・社会問題博物館まで整理する最終回。
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制度系出産育児の二面性 ── 背景篇
少子高齢化はなぜ問題なのか。日本・米仏・北欧・韓国の人口データを並べ、出産育児を「自己責任」と「国民協力」のどちらに置くかという根源的な選択を整理する 4 部連載の序章。
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制度系出産育児の二面性 ── 国民協力篇
税金で子育てを支え、女性の労働参加と経済成長を回す ── 国民全員で育てる立場の論理を、税制・労働力率・保育費・赤ちゃんの泣き声まで含めて描く。
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制度系出産育児の二面性 ── 自己責任篇
子育ては自分で選び、自分で責任を取る ── 自由で多様な家族の形を肯定する立場の論理を、共働き・地方移住・NPO・自衛隊高齢化のデータから描く。
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制度系出産育児の二面性 ── まとめ篇
自己責任と国民協力を行き来したあと、そのあいだに広がるグレーゾーンを整理する。誰の子どもを、誰が、どこまで支えるのか ── 単純な二択ではなく確率分布として設計する道について。
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資源系雇用と給料の二面性 ── 背景篇
なぜ働かなければいけないのか。個人にとっての「お金を稼ぐこと」と社会にとっての「税収を稼ぐこと」── 働くことの意味を、データで整理する 4 部連載の序章。
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資源系雇用と給料の二面性 ── 経営者篇
起業に憧れてる人は起業の悪い面を知っていますか。コスト・赤字・倒産のストレスと、報酬と決定権の自由 ── 経営者として働くことの二面性を、雇う側の論理で描く。
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資源系雇用と給料の二面性 ── 労働者篇
給料が安いのはあんたのせい。能力次第で会社を選べる自由と、規則に守られた休み ── 労働者として働くことのメリットとデメリットを、雇われる側の論理で描く。
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資源系雇用と給料の二面性 ── まとめ篇
給料が安いのは政府のせい? 競争を激しくさせる政策と、特定の業界を守る政策 ── 同一労働同一賃金から最低賃金まで、雇用政策の二面性を整理する最終章。
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技術系大量電気消費と原発の二面性 ── 背景篇
震災を経て日本のエネルギーは問い直された。原発か再エネかの前に、そもそも私たちはどこまで電気を必要としているのか ── 4 部連載の序章。
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技術系大量電気消費と原発の二面性 ── デメリット篇
温暖化、海洋酸性化、原発事故、廃炉、放射性廃棄物、風力の景観破壊 ── 大量電気消費が引き出すもう一方の景色を、反対派の論理とデータで描く。
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技術系大量電気消費と原発の二面性 ── メリット篇
今の便利な生活、経済成長、ものづくり ── すべては発電所が支えている。原発再稼動を含めて電気を確保することの恩恵を、賛成派の論理とデータで描く。
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技術系大量電気消費と原発の二面性 ── まとめ篇
メリットとデメリットを行き来したあと残るのは、自給率 5% という現実と「どこまで欲しがるか」の問い。安全保障と暮らしの間で連載をまとめる。
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制度系学習環境の配分の二面性 ── 背景篇
子どもにとっての良い教育とは何か。学習環境を誰が負担するかという二面性を考える前に、教育のインプットとアウトプット、そして日本の教育予算の現状を整理する 4 部連載の序章。
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制度系学習環境の配分の二面性 ── 政府負担篇
教育費を政府が負担する社会では、誰も落ちこぼれず、全員に「正解」の教育が届く。平等、再分配、一元管理 ── 公費中心の教育が拓く景色を、賛成派の論理とデータで描く。
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制度系学習環境の配分の二面性 ── 家庭負担篇
教育費を家庭が負担する社会では、子どもは親の価値観の数だけ多様に育つ。個性、自由、自己責任 ── 私費中心の教育が拓く景色を、賛成派の論理とデータで描く。
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制度系学習環境の配分の二面性 ── まとめ篇
家庭負担と政府負担を行き来したあと、本当に問うべきは「教育の目的」だった。学力、幸福度、経済、政治参加、軍事 ── 目的が違えば最適な配分も変わるという視点で連載を締める。
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資源系ベーシックインカムの二面性 ── 背景篇
なぜ今ベーシックインカムなのか。働かなくてもお金が入る制度の前に、いまのお金の入手経路と、ひとつの根源的な問いを整理する 4 部連載の序章。
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資源系ベーシックインカムの二面性 ── デメリット篇
人は自由にお金が使えれば、感情と欲求に流される存在だ。依存症、健康悪化、貧困固定、貯蓄死蔵 ── BIが引き出すもう一方の景色を、反対派の論理とデータで描く。
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資源系ベーシックインカムの二面性 ── メリット篇
人は自由にお金が使えれば、理性的に使える存在だ。余暇・消費・社会参加・貧困対策・行政効率 ── BIが解き放つ可能性を、賛成派の論理とデータで描く。
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資源系ベーシックインカムの二面性 ── まとめ篇
メリットとデメリットを行き来したあと、その中間にあるグレーゾーンを整理する。理性か感情かの二択ではなく、その揺らぎを前提に制度を設計する道について。
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技術系自動化と仕事の二面性 ── 背景篇
ロボット、人工知能、IoT が仕事を奪うのか、解放するのか。インターネット普及、産業用ロボット供給、AI 業界マップ、ドローン市場のデータで現状を整理する 4 部連載の序章。
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技術系自動化と仕事の二面性 ── デメリット篇
働く中に幸せがある。雇用の停滞、賃金の低下、約半数の仕事が消える試算、人間の能力低下 ── 自動化を懸念する側の論理を、データと共に描く。
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技術系自動化と仕事の二面性 ── メリット篇
仕事は手放してよい負担で、幸せは働かない中にある。生産性、企業利益、自動運転、スマート農業 ── 自動化を推進する側の論理を、データと共に描く。
- 技術系
自動化と仕事の二面性 ── まとめ篇
すべて任せるか、対抗するか、ではない第 3 の道。ロボットができる仕事は任せて、新しい仕事を作る。職人・新ホワイトカラー・アシスタント・バトルロワイヤルの 4 象限まで整理する最終回。
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制度系集団的自衛権の二面性 ── 背景篇
なぜ今、集団的自衛権なのか。戦争・紛争数、テロ、中国と米国の軍事費から現状を整理し、日本が選ばなければならない 3 つの未来を提示する 4 部連載の序章。
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制度系集団的自衛権の二面性 ── デメリット篇
殺さない・殺されない状態こそが平和だ。自国防衛・食糧/エネルギー自給・ODA による戦争予防 ── 反対派の論理を、輸入依存と海上交通路のデータと共に描く。
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制度系集団的自衛権の二面性 ── メリット篇
平和は抑止力によって守られる。中国の軍拡、米国の縮小、ハイブリッド戦争に備える賛成派の論理を、自衛官応募・サイバー攻撃・ドローン市場のデータと共に描く。
- 制度系
集団的自衛権の二面性 ── まとめ篇
行使か非行使かの二択を急ぐ前に、その中間と限界を整理する。誰かが死ぬ平和を引き受ける覚悟、70 年の対話の不足、運用は国民次第という結論まで。
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認識系日本と中国の二面性
中国視点から見た日本の小ささと、日本視点から見た現実の重さ。鏡のように互いを誤解しあう日中関係を、軍事・経済・心理の客観データから読み解く解説。
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認識系第1章「霧の村を出る日」── 日本と中国の二面性
貴州省の貧しい村で、両親に捨てられ祖父母と暮らす李雪瑤、18歳。掲示板で見つけた人民解放軍の募集ポスター。「衣食住保証」の4文字が、彼女の人生を動かす。
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認識系第2章「汗と泥と友情と」── 日本と中国の二面性
北京郊外の新兵訓練基地。きつい走り込みのなかで雪瑤は、ペースを合わせて並走してくれた一人の戦友、趙明慧と出会う。「みんなでお腹いっぱい食べられる日」という夢が、戦場へと続いていく。
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認識系第3章「砂浜に響く心臓の音」── 日本と中国の二面性
尖閣諸島上陸作戦。砂浜を蹴って前へ進む雪瑤の目の前で、明慧が米兵に組み伏せられる。銃を捨て、地面を蹴る。生きるため、守るため ── 自分の命より、彼女を失うことのほうが怖かった。
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認識系第4章「歓喜の旗、沈黙の海」── 日本と中国の二面性
掲げられた赤い旗の下、味方の歓声に包まれながら雪瑤は箸を止める。勝者の白米を口にしながら胸をよぎる問い ── この勝利は、本当に望んでいたものなのだろうか。
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認識系第1章「雨の戦場で失ったもの」── 日本と中国の二面性
自衛官として尖閣諸島の防衛任務についた俺。雨の戦場で仲間を失い、戦う意味そのものを失う。アニメで知った戦争が現実になった日の物語。
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認識系第2章「銃を置き、言葉を選ぶ」── 日本と中国の二面性
戦場から戻った俺は、銃を捨て政治家を志す。笑われながら駅前で訴え続け、やがて国会議員、そして首相に。雨の中で誓った日中和平を、言葉という武器で追う物語。
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認識系第3章「土下座の交渉席」── 日本と中国の二面性
北京、人民大会堂。歴史と疑念に阻まれた交渉の場で、首相となった俺はゆっくりと膝をついた。誇りより生存を選ぶ、ひとつの和平の始まり。
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認識系第4章「静かな食卓、見守る影」── 日本と中国の二面性
北京の夜、和食と中華が並ぶ食卓を囲む両国の代表。背中に立つ三人の影 ── 失われた仲間たち。守るべき命のために、未来は静かに、確かに動き出す。
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技術系推薦と自己選択の二面性 ── 背景篇
あなたの好きなものは「誰の」好きなものか。スマートフォン市場の拡大、20 億人のユーザー、無数の機種・アプリ・広告に囲まれた時代に、選び方をどう設計するかを問う 4 部連載の序章。
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技術系推薦と自己選択の二面性 ── デメリット篇
自分の希望を自分で見極める方が、後悔のない判断ができる。Android 機種数 3,997、アプリ 40 万、ジャム実験の選択肢ストレス ── 自己選択を貫く側の論理を、データと共に描く。
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技術系推薦と自己選択の二面性 ── メリット篇
他人のお勧めをそのまま受け入れる方が、限られた時間で良い判断ができる。広告市場の拡大、臓器提供のデフォルト効果、単純接触効果 ── 推薦を信頼する側の論理を、データと共に描く。
- 技術系
推薦と自己選択の二面性 ── まとめ篇
違いは自分の希望や目的を強く持つか持たないか。買い物・投票・結婚から国家・企業まで、選択を巡る 4 つの問い(希望の強さ・場面の広がり・希望の出どころ・常識を疑う限界)を整理する最終回。
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認識系児童虐待の二面性 ── 背景篇
世界では4人に1人の子どもが身体的虐待を受け、日本でも1週間に1人の命が失われている。子ども側だけでなく、追い詰められた親側の景色まで含めて整理する4部連載の序章。
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認識系児童虐待の二面性 ── デメリット篇
虐待に陥る親も、追い詰められた被害者である。望まぬ妊娠、孤立した核家族、生活保護、各国の女性保護度 ── 親側の景色を、データと共に描く。
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認識系児童虐待の二面性 ── メリット篇
虐待は加害行為であり、子どもを守ることが最優先である。脳の発達低下、IQ低下、依存症リスク ── 被害を受ける子ども側からの視点を、データと共に描く。
- 認識系
児童虐待の二面性 ── まとめ篇
加害者を罰するか、親に寄り添うかではない第3の道。虐待した親を責めても解決しないこと、虐待を受けた子どもも幸せになり得ること ── 2つの視点を行き来して最終回。
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資源系経済格差の二面性 ── 背景篇
「1% と 99%」のデモ、ピケティの r > g、ジニ係数の国際比較 ── 経済格差とは何か。労働・資産・相続の格差を分解し、小さな政府と大きな政府の選択へとつなげる 4 部連載の序章。
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資源系経済格差の二面性 ── デメリット篇
格差は機会の不平等の結果であり、社会全体で是正すべきだ。大きな政府、累進課税、社会保障、北欧モデル ── 経済格差の是正を訴える側の論理を、データと共に描く。
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資源系経済格差の二面性 ── メリット篇
格差は自由の結果であり、努力に報いる仕組みだ。小さな政府、自由競争、起業と相続、満足度の高い職業 ── 経済格差を許容する側の論理を、データと共に描く。
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資源系経済格差の二面性 ── まとめ篇
格差そのものは問題なのか。貧困は、教育は、富裕層は ── 5 つの論点で賛成派と反対派の前提を解きほぐし、テクノロジー・NPO・属性軸まで含めた最終回。
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制度系金融政策の二面性 ── 背景篇
お金の量を増やせば景気は良くなるのか。リーマンショック後の各国中央銀行の量的緩和、日銀のマネタリーベース拡大、株価・物価・為替の動きをデータで整理する 4 部連載の序章。
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制度系金融政策の二面性 ── デメリット篇
物価だけが上がり、賃金は追いつかない。実質賃金は下がり、消費支出は最大の落ち込み。円安で輸入品も値上がり。量的緩和を懸念する側の論理を、データと共に描く。
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制度系金融政策の二面性 ── メリット篇
円安で輸出と観光が伸び、実質金利の低下で企業はお金を借りやすくなる。設備投資と雇用が増え、消費が増えて景気が回る。量的緩和を推進する側の論理を、データと共に描く。
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制度系金融政策の二面性 ── まとめ篇
量的緩和を「全肯定 or 全否定」で論じる前に、効果と副作用を分けて設計する第 3 の道。消費の余裕、雇用のスキル、輸出競争力、多様な働き方 ── 6 つの問いで整理する最終回。
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制度系社会保障の二面性 ── 背景篇
消費税はなぜ上がるのか。社会保障給付費、平均寿命、高齢化推計のデータで「高齢者を優先する社会」と「若者を優先する社会」のあいだに横たわる選択を整理する 4 部連載の序章。
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制度系社会保障の二面性 ── デメリット篇
個人の人生は個人のもの。高齢者の家計赤字、ニート増加、年金カットの議論 ── 社会保障を縮める側の論理を、データと共に描く。
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制度系社会保障の二面性 ── メリット篇
高齢者を支えることが豊かな社会の条件だ。労働力人口、女性活躍、移民、職能訓練 ── 社会保障を厚くする側の論理を、データと共に描く。
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制度系社会保障の二面性 ── まとめ篇
若者と高齢者がどちらも少しずつ譲り合う第 3 の道。定年延長、投票率の偏り、孤独死、子供の貧困 ── 社会保障の選択を「誰が決めているのか」まで掘り下げる最終回。
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認識系保険と銃 ── アメリカの二面性
公的保険・福祉で互いを支える社会と、銃を持って自分の身を守る社会。アメリカの2つの物語を、犯罪統計と警察殺害件数の国際比較から読み解く解説。
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認識系第1章「これは強盗か?」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
テキサス州サンアントニオ。警察署のデスクで電話を受けた俺。隣のテレビでは民間保険のCMが流れていた。20年勤め上げた俺の、もっとも長い午後の始まり。
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認識系第2章「銃と金を出せ」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
サンアントニオの夕日が屋上を赤く染める。ボストンバッグを抱えた若者と、銃を構えた俺。お互いが引き金にかけた指の力、その一秒の長さを、俺は一生忘れない。
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認識系第3章「逮捕する」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
屋上で銃声が2発、ほぼ同時に響いた。腕から血を流しながら、俺は容疑者に手錠をかける。「逮捕する」── その一言を絞り出すために、20年の現場経験のすべてが必要だった。
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認識系第4章「治療と私的保険、ありがとう」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
救急車のなかで、俺はMettlifeの担当者から差し出された明細書を見る。「自己負担、ゼロ」。20年払い続けた保険料が今日、家族の代わりに立ち上がった。
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認識系第1章「アルバイトで暮らす日々」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
カリフォルニアのダイナーで朝7時から働くエマ、22歳。短時間バイトを掛け持ちしながら、ようやく手に入れた公的保険。紅茶のように湯気の立つ毎日の物語。
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認識系第2章「忙しさのなかで倒れる日」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
クリスマス商戦のダイナーで、エマは立ち止まることを許されない。額に張りつく汗、薄い咳、霞む視界。誰にも「無理」と言えなかった私の声を、保険証だけが聞いてくれた。
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認識系第3章「限界の朝」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
ダイナーの床にエマが崩れ落ちる午後3時。湯気の立つ紅茶のポットが手を離れ、銀色の床に弧を描く。お客と店員の境目が消えた瞬間、街は一人の若者を見つめた。
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認識系第4章「他人のお金で治る朝」── 保険と銃 ── アメリカの二面性
病院の白いシーツの上で、エマは支払い明細を見つめる。「あなたの保険でカバー済みです」という1行に込められた、見知らぬ誰かの善意と税金の重み。